第36章.「スティックで操作する基本」


 3DSはスライドパッドが一つでしたが、Switchはスティックが二つあるので、プチコン3号からのユーザーでも最初は戸惑うかもしれません。

 ですが、スライドパッドで操作する基本を知っている人なら、すんなり理解できると思います。

 とりあえず、STICK のヘルプから読んでみましょう!

 注意すべきなのは、スティックが二つあるために、スティックID

 Lスティックなら 0

 Rスティックなら 1

 …と変えることですね。



 プチコン3号の初心者講座にスライドパッドで操作するサンプルがありましたが、それを応用して左スティックで指カーソルを操作するサンプルを作ってみました。

 緑色のコメント以外を同じように入力してみてください!

 入力したプログラムを実行(RUN)すると、この画像のように表示されます。

 左スティックで自由に指カーソルを操作できます♪

 Xボタンでプログラムを終了できます。



飛ぶ鳥を射撃するサンプル(当たり判定なし)


 指カーソルを動かせるだけのプログラムではつまらないと思うので、次はロックカーソルに変えて、飛ぶ鳥を射撃するプログラムにしてみましょう!

 4羽の鳥が飛ぶようにするために、スプライト関連の命令がたくさん必要となります。

 初心者講座を順番に進めてきた人なら、スプライト関連の命令の基本は大丈夫でしょう。

 もし分からないことがあった場合は、復習してから戻ってきてください!

 入力したプログラムを実行(RUN)すると、この画像のように表示されます。

 左スティックでロックカーソルを操作して、Aボタンで射撃できますが、まだ当たり判定を付けていないため、射撃音が聞こえるだけです。



飛ぶ鳥を射撃するサンプル(当たり判定あり)


 当たり判定を付けると更にプログラムが長くなってしまうため、画面写真が二枚分になります。

 どうせ二枚になるなら……と、コメントを多めに付けるようにしました。

 当たり判定が付いたことで、かなりゲームに近くなります。

 直前のサンプルを保存してあれば、追加する部分だけの入力で済みます。

 追加されたプログラムはいろいろな場所(行)にあるので、直前のサンプルとよく見比べて、見落としがないように注意してください!

 仮に、見落としなどがあって不具合が発生したら、プログラムの全体を見直して修正してくださいね。

 そして、何故そこに追加されているのか?を考えてみると、プログラミング能力がアップするでしょう。



 入力したプログラムを実行(RUN)すると、この画像のように表示されます。

 当たり判定が付いているかは実際に動かしてみないと分かりません。

 射撃が成功すれば、この画像のように表示されます。

 撃たれた鳥は落下していきます。

 麻酔銃なので、生きています。(裏設定)