始めたばかりの人はピンと来ないかもしれませんが、画面の並び順を知らないと表示が上手くいかないことがあるのです。
『プチコン4』ではBGという背景用の画像が無くなり、テキストに変わりました。
さらに、GPRIOという画面の並び順を変える命令が無くなり、レイヤーに変わりました。
そして、FADER と BACKCOLOR はレイヤーの影響を受けず、それ以外の画面の並び順をレイヤーによって変更するという仕組みになりました。
テキストスクリーンのレイヤーを設定するには、TLAYER という命令を使います。
初期状態では全てのレイヤーが 0 になっているので、そのままで良ければ変える必要はありません。
レイヤーには 0 ~ 7 があり、0 が一番手前になります!(重要)
各スクリーンが重なった時の並び順に問題がないようにレイヤーを設定します。
スプライトのレイヤーを設定するには、SPLAYER という命令を使います。
初期状態では全てのレイヤーが 0 になっているので、そのままで良ければ変える必要はありません。
全てのスプライトのレイヤーをまとめて設定することもできます。
スプライトの 4095 番がグラフィック面だから、SPLAYER でグラフィック面のレイヤーも設定できます。
今回のプログラムは設定だけなので、どう変化しているのか?実感がないでしょう。
テキスト・スプライト・グラフィックを表示した時に、この設定の意味を知ることができると思います。
それまでの間は、レイヤーの存在を覚えているだけで充分です。
ちなみに、レイヤーの数値が表示順に最優先されるので、レイヤーの設定を変更する場合は注意が必要です!(`・ω・´)ゞ
また、同じレイヤーでは、テキストよりスプライトが手前になってしまうので、テキストを手前にするにはレイヤーの数値を小さくしなければなりません!
例えば、テキストスクリーンの0~3で文字を表示する場合には、スプライトで文字が隠れてしまうので、SPLAYER を使ってスプライトのレイヤーをテキストスクリーンの後ろになるように変えることになります。