フチネ三世「前回、文字の入力を教わったけど、時間が経つと勝手に進んじゃうんだよなぁ…。」
α先生「WAIT は一定時間だけ待つという命令だからね。 何かボタンが押されるまで待ち続けるようにするには、条件付きのループを使うの!」
フチネ三世「条件付きのループ?!」
α先生「それには、いろいろな形式の命令があるのだけど、とりあえず一番オススメの形式を教えておくわ♪」
フチネ三世「おおっ♪ そりゃあ良いな!」
α先生「REPEAT と UNTIL を使ってループを作るの。 REPEAT と入力して、ヘルプを見てね!」
フチネ三世「……何だか難しいな…(´・ω・`)。」
α先生「UNTIL の後ろに入力した条件が満たされるまで、REPEAT に戻り続けるの。 今回はボタンが押されるまで…という条件だから、BUTTON(2) と入力してみて!」
フチネ三世「BUTTON(2) の(2)って何だ?」
α先生「それは BUTTON のヘルプに書いてあるわ! ボタンが押された瞬間に反応するの。」
フチネ三世「そういう意味なのか!」
α先生「前回覚えた文字の入力方法も使って、次のように入力してみて!」
フチネ三世「ん? REPEAT と UNTIL の間に WAIT があるのだが…?」
α先生「それはね、ループ回数が多くなり過ぎないように入れているの。この場合の数値は 1 がちょうど良いのよ♪」
フチネ三世「そういうものなのか…。」
α先生「詳しい理由は、あとで知れば良いから、とりあえずは気にしないで…。」
フチネ三世「分かった! WAIT 1 が必要だってことだけ覚えておこう♪ ところで、何で文字の位置がズレているんだ?」
α先生「それはインデントといって、ループの間に入る命令を一文字分だけズラして見やすくしているの!」
フチネ三世「確かに、REPEAT と UNTIL が目立つようになっているな♪」
α先生「それじゃあ、前回と同じように DIRECTモードに切り替えて、RUN してみて!」
フチネ三世「真ん中あたりに文字が表示されたままになっているな! ボタンを押さなきゃずっとこのままか?」
α先生「電池切れにならない限り、待ち続けてくれるわ。 どれかボタンを押したら次に進むの。」
フチネ三世「押すボタンの指定はできないのか?」
α先生「できるわよ♪ 各ボタンを指定する部分を追加すれば良いの! ==# と各ボタンを表すアルファベットで指定できるわ♪」
フチネ三世「意外と簡単なんだな! これで押すボタンを指定して、他のボタンが押されても反応しなくなるのか?」
α先生「そうだけど、下のほうにある各ボタンの例をそのまま入力したらエラーになるわよ…。 それは説明用に入力しただけだから…。」
フチネ三世「何だと! そうか…実際に入力するのは1つのボタンだけか…。」
※英語(欧州)版Smile BASICユーザー用画像の英文と、日本版プチコン3号ユーザー用画像の日本語文は、同じような内容になっていますが、直訳したものではありません!
限られた文字数で表現するため、少し異なる意味の文になっている場合がありますので、ご注意ください。m(_ _)m
α先生「緑色の ’(アポストロフィ)を付けた部分はコメント扱いになってプログラムに影響しないけど、それ以外の部分はプログラムとして影響してしまうからね…。」
フチネ三世「逆に言えば、コメント扱いにすれば自由に説明とかが書けるってことか!」
α先生「そういうことね。 自分が分かりやすいようにコメントを付けておくのも有効よ♪」
フチネ三世「そうだな…だんだん使っていこう♪」
α先生「まだ他にも知るべきことはあるのだけど、最初に全部を覚えるのは大変だから、とりあえずはこのくらいを覚えておけば大丈夫だと思うの。」
フチネ三世「そうだな……これだけでも大変だし…。」
α先生「……(不安)。」
フチネ三世「そう心配すんな! 忘れたら復習すれば良いんだから♪」
α先生「忘れる前提なのね…。」
次回へつづく……。(←第6話へ)